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ギアが入らないっ!!

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インプレッサGC8C型RAでの事です。
まぁ、現時点では希少車輌ですね。

当車輌の経緯からなのですが、

中古購入(お遊び用)

当店にてライトにチューニング
足回り少々、サーキット走行に備え仕込み作業多々、ちょいとリフレッシュ作業
*この時点で中古購入時に交換してもらっていたパーツを私は知らなかった。シフトフィーリングが極端に悪いなと感じながらも

それから1ヶ月ほど経過

オーナーさんから
「ギア鳴りひどいんだけど、ギアはじかれるし」
その後入庫、相談の上、リビルトMTに載せ替えることに
なにせ、GC系のTY7系のトランスミッション、ちゃんとO/Hしようとすると、内部部品の交換点数も多く、更にパーツが高いのです。
そんな訳で、O/Hさせて頂いた方が儲かるのですが、リビルト使う事が多い当店です。
試乗すると、こりゃ3,4,5全滅ってフィーリング。以前に試乗した時より「なんだこりゃ」ってな感じです。

サーキットお遊び用なので、ミッション交換ついでに、フロントLSDなんかも入れちゃったりします。当然、GC前期、非力に合わせ、イニシャルもセットし直しです。

乗せ換えも無事終わり、納車
オーナーさんはミッションの慣らし運転にGO

翌日、オーナーさんから連絡が
「ギア鳴りひどいんだけど・・・・」

ここからが本題に入ります。
リビルトミッションでもそりゃたまにはNGなのはあると思いますが、LSD組み付けの為に、ミッションは分解してます。
分解ついでに、少々おいたもしてますし。

ここまでの流れの中、納車時にシフトストロークが気に入らず、「STiクイックシフトKit」の取付を行っていたそうです。
ミッション単体でのギアの入りは、載せる前にチェックしてます。
乗せ換え時に「ん?」っと思った場所がありました。
リンケージのブッシュに亀裂が。
ただ、動作に影響が出る部分での亀裂ではなかったので、そのまま組み付けたのですが。
実はこのブッシュ、シフター回りを全分解しなおし、部品を並べてみて気づいたのですが、クイックシフト組み付け時に、クイックシフト用でなく、元々付いていたブッシュ(内径差1mm以下)が無理矢理くみつけられていました。一端、組み付け出来てしまっていた為、MT換装時も、ちょっときつめではあるのですが、フツーについてしまいました。

写真で「コノ部分」って書いてある場所が、スムーズに動かず、「ミッション内部のシフターを正しく動かせなくなっていた」と、言うのが結論です。
ブッシュをカットしてみて、組み付け試乗、また分解ブッシュに細工、組み付け試乗。
なにせ、他人がやった作業なので、どれが、正規の適合部品なのか??なので

過去にも、シフターアームと言う部品(コノ部分って書いてある場所が直接繋がっている部品)が、わずか1mm程度ねじれて、全てのギアが入らなくなった車輌がありました。

クイックシフト組み付け時に、スムーズに動かない組み付けがされていた為、構造的に無理矢理シフトされている状態が続き、ミッションを壊し、O/H又は換装が必要になってしまったと判断せざろうえません。
ゆぅ~くりシフトすると、なんの症状もでないのですが、素早くシフトすると、100%ガリッ!!
リビルト換装後、まさかシフトリンケージ回りの不具合で壊れたと思ってもいませんし、慣らしなので、ゆぅ~くりシフトしかしてませんので、全く気づきませんでした。

クイックシフトKitは組立済みのシフター回りをポン付けなので、本来、こんなブッシュ組まれないはずなのですがね・・・

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