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CAN通信エラーだらけ

数日前、オイル交換でお越しのお客様がいらっしゃいました。

キャンペーン対象のオイル交換なので、「自己診断機による点検無料サービス付きますけどやりますか?」

なんか色々やってあるらしいのですが、内容を聞けば、ちゃんと自己診断は出来る状況でした。

診断開始

「・・・・・CAN高速通信・・・・」
エラーだらけです。特に電源系

詳しく事情聴取?してみると

某店で、あれ、自分で、これ

電気系5000~2万円ぐらいのパーツがあれやこれやと数点・・・

解決です。電源系をいじってるパーツが悪さしてます。

人間に例えると、めちゃくちゃ食べ合わせが悪い状態です。

以前も、アーシング線取付で可変バルタイの動作不良がありました。

CAN通信ってよくわからないって方が多いかと思いますが、

かみ砕いて言ってしまえば、

ECUから末端のセンサー類に、

EUC「○○してますかぁ?」末端「○○してますよぉ」

って対話型になってると思っていただければ、わかりやすいでしょうか。

ですから、規定から外れた数値に対話になってしまうとエラーが多々検出されます。

エラーの内容によってはフェイルセーフ(緊急用制御)になってしまい、大幅な性能ダウン、燃費悪化を招いてしまったりします。

車輌を作ってる自動車メーカーは昔よりより多角的に物を考えて車を作っています。

電気系は目に見えませんので、特に注意が必要かと思います。

今回も写真無しで、ごめんなさい

人為的ミスによる全長調整式固着

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足回りリセッティングで入庫のGDBインプレッサです。

全長調整式ですので、作業前に汚れを落とします。

今回見た目的には綺麗だったのですが・・・

他店での作業の時、清掃せずに作業されたのでしょうか。

ブラケット部とダンパー部・・・・全く回りません

原因を先に書いてしまいます。

清掃せずに調整した為、砂?等をかみ込んでしまったようです。

外す為、ロアブラケットの切開作業を行いました。

4枚目の写真は今回取り外しに使った道具です

車の整備に使われる道具とはおもえないですね・・・

TPOに合わせた足回りのリフレッシュ(レガシィー編)

ファイル 121-1.jpgファイル 121-2.jpg

写真の物は足回りリフレッシュに私がよく使うエナペタルダンパーです。
もう一つの写真は最近使い始めた物です。クスコ製をベースにちょちょいと手を加えてます。

今回は一切サーキット走行関係の内容は除きます。完全ストリートユースオンリーで。

エナペタルダンパーストリート仕様は一般の方が使うには最高の商材です。ところが、車輌リフレッシュでダンパーのみをこのエナペタルにしてしまうと、思わぬ盲点が出てしまいます。ダンパーの性能が良すぎてしまい、車輌のリンク類の劣化がモロにばれてしまいます。私自身、良い物ですので、あらゆる意味でめちゃくちゃお奨めなのですが、リンクまわり、メンバーの劣化度、車体の金属疲労度等々、全部モロバレに・・・・
どうしてもダンパ以外にもリフレッシュ箇所が増えてしまい、ダンパー代より、高額になってしまったり・・・・

やはりコスト高は勘弁と・・・・

そこで、ここ最近比較的リズナーブルにリフレッシュと言うメニューもあります。個人的には妥協を許さないスタイルを取りたいのですが、あと2年、あと1年快適にと言う方にお奨めなのがクスコベースの物です。欠点はどうしても車高が20mmは下がってしまう事、直巻きバネを用いているので、バネロア側の緩みが出るかも知れない事ぐらいでしょうか。
純正ダンパーを使うよりお安く仕上げられます。
元々乗り味に堅さは感じられないのですが、ちょっとしたパーツの組み合わせで更に快適に仕上げます。
ご関心ある方は是非ご来店下さい。

全ての作業、取付パーツのメリットデメリット、お話いたしますので。

クラッチトラブル 「なんか切れない?」 インプレッサGDB

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インプレッサGDB ツインのカーボンクラッチが組み込まれている車輌です。

走行中、ギアが入らないと言う症状

また温度によっても症状に変化が出てます。

試乗してみて、即日お預かりです。

そして部品もそろい初め分解してみると

写真の様に・・・・
クラックが入ってます
また、レリーズベアリングという部品も、回るには回りますが、ガタが相当に出ています。

元々O/H出来るツインプレートクラッチなのですが・・・これだと全部取り替えになってしまいます。写真には載せない部分もすごい事になってました。

当車輌、3オーナ目で最初のオーナさんはクラッチを蹴る運転をなさっていたので、疲労蓄積と考えられます。
普通はこんなにはならないと思います。

現状のオーナさんは奥様も運転なさるので、サーキット走行も出来て、扱いが楽なものに、交換します。