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8/19の続き 原因不明のハンチング車輌

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GDB、B型スペックCです。希少車ですね
症状がでたりでなかったり・・・あれでもなけでば、これでもない・・・・

って奴の続きです

なんか尻切れトンボなブログになってたんで更に書いてみます。

8/19時点でハンチング発生の条件まで把握出来ました。

さてどの様にして

出たり出なかったりの症状を見つけたか?

安定してトラブルが出てくれれば、何が悪いのか、判断はつきやすくなりますよね

出たり出なかったり、必ず出る操作条件の発見から取りかかります。

具体的には自己診断機を装着して、ロギングモード

そのロギングしたものPCに取り込み、確認作業となりました。

症状が出やすい回転数は2700~4500rpmなので

その回転域でのハンチング発生条件を絞ります。

同じ回転数でも

アクセル開度によってセンサー類の出力値が全く違いますので

アクセル全閉なのか、全開なのか

ゆっくりアクセルを入れた時に出るのか、

いきなり全開にすると出るのか

等々、色々実験していきます。

ロギングデータを見ながら、どのセンサーがおかしな出力するか検討していきます。

結果なのですが、

第1弾の交換
ワンウェイバルブ:気密不良、クランクケース内に若干正圧がかかってしまう。
これはメカニカル的にブローバイのでかたで判断

第2弾の交換
圧力センサー:負圧から正圧切り替わりポイントで出力不安定
車輌から取り外し、外部から意図的に負圧正圧をかけてみても不安定
出力はされているので、エンジンチェックランプは点灯なし。
診断機のデータを読みながらの判断

診断機上では圧力センサーは正確に動作、しかしながら、別の症状発生
第3弾の交換
キャニスター制御用のソレノイド:閉開不安定
これはコネクターを抜いて、エンジンチェックを点灯させたままにし、回転の上下動を見るとスムーズにふけ上がる。

ここで、トラブルは全て解消されたのですが、解消後自己診断機の数値を見てると
・・・・・
そして最後にエアフロセンサー出力不安定が若干あり、
サーキット走行車両なので、交換としました

ブログなので、この程度って事で

実際の作業はもっと複雑怪奇な工程を踏んでます
ご参考程度ってことでよろしく

謎めいた修理 ここ最近多いです

久しぶりのブログです

あまり書いている時間がないもので

ここ最近、謎めいた修理、お引き受けしてます。

例えば、GDBインプレッサでチューニングしてる内容に対して遅い。走行会ユーザーさんの車輌なのですが、オンボードで他車と比較すると、旋回は同じなのに、立ち上がりから・・・明らかに離されていく。まぁ個体差とかありますが・・・

ボチボチ調べていくと、とある機能が左右均等に動作していないとか。まぁ可変バルタイなのですが、左右で最大20deg差に・・・

解決しましたが、経年劣化ってのはあるんですね

って言った感じです。

今、もう一台原因不明のハンチングで悩まされています。GDB、B型スペックCです。希少車ですね
症状がでたりでなかったり・・・あれでもなけでば、これでもない・・・・

でも、つい先ほどハンチング発生の条件、見つけました。
ここまで条件重ねないと出ないんだなぁなんて
これで、ある程度しぼれるかなぁなんて考えています。

これがうれしくってブログ書いてるんですけどね。
部品調達しなくっちゃなので、
この程度でおしまいです。

またもや写真なしで、失礼

たまにはオイルの話 (オイルでエンジンの性能は向上しない)

オイルでエンジンの性能は向上しないなんてサブタイトルなのですが

よく耳にする話なのですが
「○○のオイル使ったらパワーアップすげーーよ」
「××のオイル、めちゃふけいいーー」
「△△のオイル、値段の割にすげーーいい」

とか

まぁ、それはさておき、
機械って物を考えると、その機械にあらゆる部分が最適なチョイスであれば、100%能力が出るのですが

あなたのお車はオイルチョイスを間違っていたで、パワーアップしたのではなく、本来の能力が出されただけです。
だから、エンジンの性能が向上した訳でなく本来に戻っただけなんですね。

と、言う事は、チョイスを間違えると、単純にエンジンの能力が発揮されなくなるだけです。
オイルが劣化してくるのと同じですね。

同じエンジンオイルでも、色々な粘度もありますし、価格も様々
価格に関して言えば
お高めのオイルはベース油が高級品、高価な添加剤添加量が多い、製造工程が複雑etc・・・安めのオイルはその反対ですね。
ベースが高級品って事は実は極めてオイル選びでポイントが高い部分になるんですね。なぜなら、元々安定している油なので、極めて酸化しずらいって事なんですね。
エンジンオイルにも酸化防止剤がたっくさん入ってます。が、ベースがいいものは、これを極端に減らす事ができます。
ここで、食べ物の油とかぶらせて考えて頂いてOKです。酸化防止剤が多い油は、×って事なんですね。味が悪いでなく、車用の場合性能が悪いって事にほぼなります。

大衆車用オイルは安くて、レース用のオイルは高い
これも、実は当てはまりません。
レースの場合、オイル交換は湯水のごとく、使いますので、過走行による劣化って部分を全く無視してOKなもので
だから、エンジンが壊れないなら極論なんでもOKなんですね

ところが、普段使いもするし、たまにはサーキット走行なんてなってくると、オイル選び、めちゃくちゃ難しくなってくるんですね。
どんなに初期性能が○でも性能低下が極端に早い物とか、1000km走行で、性能おぢゃんなんてのもあります。レースで1000km同じオイルで走行なんてのありませんし。

距離に対する性能維持力がどれぐらいあるのか

水温、油温が適切値まで上昇する前に止められてしまう
(下駄履き的使い方)

レースにGOODなもの、走行会ユーザーに適した物、一般使用だけど飛ばされる方、のんびりな方、ちょい乗りしかしない方、やたら高速道路で距離を走る方・・・・etc
同じ車種でも、ちょいと考えてこれだけの使い方ありますからね。
エンジンが地道に受けるダメージ、色んなパターンありますよね。

ありとあらゆる意味でオールマイティにマッチしたオイル、見かけた事ありませんね。おそらく、この後も出てこないでしょう。

まぁぼそりと独り言です
また今度オイルの事書くかなぁ
私の場合、なぜこのオイルを使うのかってちゃんとした選定基準もってます。だからかたよっちゃうんだよなぁ、オイル選定に

足回りの異音

実はインプでなく、ランエボ6のお客様からご相談が
走行時の異音発生です。

あまり書きたくないのですが
一応書かないと
他店にて、足回りブッシュリフレッシュ一式
と、同時に持込にて足回りの交換を行った車輌です。
ブッシュ一式ですから、かなり高額な作業になりますね。

足回りの銘柄を書きたいのですが、この部分は某メーカーとさせて頂きます。
某メーカの足回りなのですが、老舗なダンパーなのですが、国内仕様のみ設定の物でした。
コスト的な問題とは思うのですが、いつも私が考えている、所詮市販パーツは材料でしかないと言う典型です。
あと、使われていたブッシュですが、これも、私が使わない物が使われていました。

足か、ブッシュか・・・・どっちが異音の原因なのか・・・

結論で言うと、両方でした。
今回は足の組み付け直し、市販品に少々より、もーー少し手を加え、音が出ずらい仕様に加工、そしてダンパーの動作点検。

足に関しては問題は完全に消去出来ました。また加工により、より快適仕様になったようです。

ご予算的なこともあり、今回はココまで
まだ異音は残ってます・・・

もともと、私が使わないブッシュだったので、翌日情報収集・・・
やはりねと言う感じの情報が入手出来ました。

多額をかけてリフレッシュ作業を行ったのに、リフレッシュ前より異音が増えるなんて・・・

私が書くのも、なんなのですが、
車っていろんな技術の集合体で出来ています。
一つ一つの部品達、なんでこーなってるの?どーいう構造してるの?どんな原理なの?ネジってなんでこんな種類あるの?
個々の構造、原理、それを組み合わせた時、どーなるのか

色々考えないといけないんですね

今の車の部品達、ASSY構造にされちゃってたりしますが、昔はそのASSYがバラバラで部品として出荷されてました。自動車屋はそれを組立、ひとつの部品にしてました。時代の流れ、コストダウンで非分解にどんどんなっていきます。
ASSYしか知らないと、なぜその様に進化したのかもわからないと考えます・・・
まぁ、今日はこんなところで

写真なしで、すいません