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小さな部品1個で・・・

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ブログ上げるよって言っておいて、上げてなかった店主です。

すみません<(_ _)>

いやぁ~自宅にてUPしようと思っていたのですが、写真を会社のPCに。
そして、全部デジカメのデータ、消してたんですね。
10/28にお客様の走行会参加。で、写真いっぱい撮るつもりだったんで消してたんですねぇ。

さてさて本題です。
今回のネタ車輌はGDBインプ

先日、自己診断機により明らかな動作異常が確認され、A/Fセンサーを取り替えた車です。中古購入された車輌なのですが状況的には大変GOODでして、ごくごくフツーに使われていたっぽいのですが、センサーは異常に真っ白でした。
センサーが壊れてしまう理由は特になさそうなのに・・・・・

A/Fセンサー交換そして数日が過ぎ、またしてもE/Gチェックランプが点灯。
いやぁ~自己診断機での検出は、「空燃比異常なる内容」っ。
(エアフィルターが極端に汚れてても、検出されるです)

A/Fセンサーが正常になったので、検出されたと思われます。
しかし、今回は自己診断機がはっきり○○が悪いとは指示してくれません・・・

まぁ、ここで、エンジンの動く原理とか条件とかイロイロ考えちゃう訳ですが、センサー類でなく、メカニカル的部分を考えてしまいます。

と、言う訳で、そそくさ燃圧を測定。
燃圧とはガソリンタンクからE/Gまで送られてくる圧力の事です。
これってホントにホントに大切なんです。お化けにされたチューニングカーだと、燃圧ひとつで簡単にエンジンブローしちゃうぐらいです。

燃圧測定、大当たり。
写真のプレッシャーレギュレータがぶっ壊れてます。メーターの写真は計測時の針振れを撮ったもの。上がったり下がったり・・・。
内部のダイアフラムがお馬鹿になり燃圧が異常に不安定に。
たかが、こんなもんひとつで、車はちゃんと動かなくなるんですね。

オーナーさんは今後のチューニングも考え、調整式に交換(写真ナシ)
調整して終了なのですが・・・・
調整中にまた、おかしな事が・・・
ひとまずはちゃんとしたのですが、今後燃料ポンプも少々不安です。
またしても、様子見?

燃料系のリーン(希薄すぎ)でA/Fセンサーが壊れ、これは解決。
ポンプ不良でレギュレーターが壊れたか?レギュレーター不良だけだったのか・・・・
ひとまず燃圧は安定してくれたので、様子見っすね。

ギアが入らないっ!!

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インプレッサGC8C型RAでの事です。
まぁ、現時点では希少車輌ですね。

当車輌の経緯からなのですが、

中古購入(お遊び用)

当店にてライトにチューニング
足回り少々、サーキット走行に備え仕込み作業多々、ちょいとリフレッシュ作業
*この時点で中古購入時に交換してもらっていたパーツを私は知らなかった。シフトフィーリングが極端に悪いなと感じながらも

それから1ヶ月ほど経過

オーナーさんから
「ギア鳴りひどいんだけど、ギアはじかれるし」
その後入庫、相談の上、リビルトMTに載せ替えることに
なにせ、GC系のTY7系のトランスミッション、ちゃんとO/Hしようとすると、内部部品の交換点数も多く、更にパーツが高いのです。
そんな訳で、O/Hさせて頂いた方が儲かるのですが、リビルト使う事が多い当店です。
試乗すると、こりゃ3,4,5全滅ってフィーリング。以前に試乗した時より「なんだこりゃ」ってな感じです。

サーキットお遊び用なので、ミッション交換ついでに、フロントLSDなんかも入れちゃったりします。当然、GC前期、非力に合わせ、イニシャルもセットし直しです。

乗せ換えも無事終わり、納車
オーナーさんはミッションの慣らし運転にGO

翌日、オーナーさんから連絡が
「ギア鳴りひどいんだけど・・・・」

ここからが本題に入ります。
リビルトミッションでもそりゃたまにはNGなのはあると思いますが、LSD組み付けの為に、ミッションは分解してます。
分解ついでに、少々おいたもしてますし。

ここまでの流れの中、納車時にシフトストロークが気に入らず、「STiクイックシフトKit」の取付を行っていたそうです。
ミッション単体でのギアの入りは、載せる前にチェックしてます。
乗せ換え時に「ん?」っと思った場所がありました。
リンケージのブッシュに亀裂が。
ただ、動作に影響が出る部分での亀裂ではなかったので、そのまま組み付けたのですが。
実はこのブッシュ、シフター回りを全分解しなおし、部品を並べてみて気づいたのですが、クイックシフト組み付け時に、クイックシフト用でなく、元々付いていたブッシュ(内径差1mm以下)が無理矢理くみつけられていました。一端、組み付け出来てしまっていた為、MT換装時も、ちょっときつめではあるのですが、フツーについてしまいました。

写真で「コノ部分」って書いてある場所が、スムーズに動かず、「ミッション内部のシフターを正しく動かせなくなっていた」と、言うのが結論です。
ブッシュをカットしてみて、組み付け試乗、また分解ブッシュに細工、組み付け試乗。
なにせ、他人がやった作業なので、どれが、正規の適合部品なのか??なので

過去にも、シフターアームと言う部品(コノ部分って書いてある場所が直接繋がっている部品)が、わずか1mm程度ねじれて、全てのギアが入らなくなった車輌がありました。

クイックシフト組み付け時に、スムーズに動かない組み付けがされていた為、構造的に無理矢理シフトされている状態が続き、ミッションを壊し、O/H又は換装が必要になってしまったと判断せざろうえません。
ゆぅ~くりシフトすると、なんの症状もでないのですが、素早くシフトすると、100%ガリッ!!
リビルト換装後、まさかシフトリンケージ回りの不具合で壊れたと思ってもいませんし、慣らしなので、ゆぅ~くりシフトしかしてませんので、全く気づきませんでした。

クイックシフトKitは組立済みのシフター回りをポン付けなので、本来、こんなブッシュ組まれないはずなのですがね・・・

ベルト

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他店にて作業された、社外品のオルタネーター取付による車両のベルトトラブルです。トラブル発生前対処となります。

各写真共通で手前に見えているのがオルタネーター(以下オルタ)用ベルト、奥がA/C用ベルトです。

写真aはノーマル車両のオルタとA/Cベルトの位置関係です。
ほぼ写真中央部、ベルトとネジの位置が確認ポイントです。

写真aではA/Cベルトの上側にネジが位置してます。
写真b、cはA/Cベルトの下側にネジが位置してます。

GDBインプレッサA型に社外のオルタネーターが取り付けられているのですが、この社外オルタネーターは純正ボディーをベースに、内部が改良されている物です。純正ベースなのですがF型、G型オルタベースの物です。

写真a、ボルト左上オルタのボディに段差が確認出来ますが、写真b、cのオルタにもあります。(オルタボディーの段差をA/Cベルトが隠してしまってます。)
写真b、cの取付状態だと、この段差部分にA/CベルトがアクセルのON、OFFで振れが出た時干渉してしまい、最終的にベルトが切れてしまいます。

結論を言いますと、オルタ用ベルトが短すぎ、オルタボディーとA/Cベルトのクリアランスが足らないとなります。

適合内の製品でも、車種、グレード等により、ベルト設定は色々あったりします。今回はGDB適合のベルト長ではNGでしたので、レガシィーで使われてるベルトを用いました。

些細なことなのですが、A/Cベルトだけが、切れれば自走も可能ですが、A/Cベルトが切れ、その切れくずがオルタベルトにかみ込んだら、オルタベルトも切れてしまい、自走不能になりかねません。
(数分ぐらいならバッテリーだけで走れますが)

たかがボルト されどボルト

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なまけ気味なブログです。

見に来て頂いてる方、ごめんなさい。
ネタが無い訳でなく、ブログ的に「おもろない」と思うことばかりでして。

たかがボルト されどボルトってタイトルなのですが、
今回はアライメント調整をからめてのお話です。

他店にて、過去にアライメント調整履歴がある車輌なのですが、
その際、「この車はアライメント数値でません」と、言われている車輌です。GDBインプなのですが、標準ではフロントトー、フロントキャンバー、リアトー調整が可能です。

リアのトー調整が出来ないらしく現車を見ると、トー調整用カムボルトが調整限界な場所まで来ています。(写真2枚目)

このカムタイプのボルトは写真3枚目の様にボルト側とワッシャ側の位置が固定され、変心カムボルトとして機能し、リアのトーを調整出来る様になってます。
今回の車輌はカムワッシャ側のガタにより、調整不能となってました。そのガタの量は1mm程度。たかが1mmのガタで調整不能、規定数値に出来なくなります。

おそらく「1mm程度関係ないよ」なんて思われている方は多々いらっしゃると思いますが、レバー比が関係してきますので、目先1mmかもしれないのですが、先端では数十mmになってしまったりします。
自動車メーカーさんもMC等で、ジオメントリー変更なんてよくある話なのですが、数mm変更って感じです。

今回、ボルト交換により、きちんとした数値になりました。

イロイロな店がアライメント調整は行ってますが、店に行っていきなりアライメントをお願いするより、事前点検をしてもらい、問題ある調整箇所があるならば、必要部材を手配してもらってから、アライメント調整をお願いする方が○かと思います。
事前にテスターに載せないとわからない場合もありますが、そのまま調整をお願いして、「出ません」でなく、不具合箇所が確認された場合、測定のみにしてもらい、必要部材を手配後、再調整を行うことをお奨めします。