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ブレンボオーバーホール2連発

GDBインプのブレンボオーバーホール、2連ちゃんで作業しました。

写真なくってごめんなさい。ブレーキO/Hって手が汚れるので、カメラ持てませんでした。

一台目は「O/H時期かなぁ」って感じの車輌だったのですが、

もう一台は・・・O/Hしなくってもよさそうな感じなのですが、前後ともブレーキ引きずり大です。

車輌状況的には、ちょっといじくったインプなのですが、社外のパッド装着による鳴き止めケミカル塗りすぎが原因で、パッド引きずり。更にはリアサイドブレーキ調整不良。

パッド引きずりは、鳴き止めケミカル(鳴き止めグリス)があるのですが、塗りすぎにより、パッドと鳴き止めシムからはみ出し、そのはみ出した物が、ブレーキダストと固まりに。こんな固まり抱きかかえてたら、まともにブレーキのピストンは動けなくなります。
塗ればいいってもんじゃなく、あくまでも適量でないといけませんね。ディスクブレーキの戻りの原理はオイルシールの弾力性だけで戻っていますので、鳴き止めグリスのような高熱下でも溶け出さないような固ったいグリスの力には勝てないんですね。

リアサイドブレーキは??
なんで、こんな調整するんですかぁ?
って状態でした。これじゃ車検でブレーキ引きずりでNGなはずなのですが。内部の一部破損があるぐらいでした。全く??です。
記録簿によると車検時調整されてるんですよねぇ・・・・

修復調整で無事完了ですがね。

しかし同じ作業って続くなぁぁ・・・・

ブレーキローター Before After

ファイル 95-1.jpgファイル 95-2.jpgファイル 95-3.jpgファイル 95-4.jpg

レガシーBP、STiモデルブレンボ付き車両でブレーキ周りのご相談を受けました。(一般走行のみ車両)

ローター交換をDラーにて奨められ、私自身が見ても、交換が推奨な状態ではあります。ただ、ブレンボ装着車輌の純正品は極めて高価です。
(2010/08/15現在 1枚 品番26300FE000 \49,800税別、Notブレンボ車両だとだいたい\10,000以下)

ここで、純正品なのになぜこんなに高価なのかと言う話題は避けます。

そうなると、社外品となる訳なのですが、これまた調べて見ると、価格はピンキリです。(一般走行車両なので、純正と同タイプのローター装着が好ましく、2ピースなどは用いません。)
さて、なんで、こんなに価格がピンキリなのでしょう。
当店でもオリジナルローターを持っていますが、一般ユースの車両にはあまりお勧め出来ません。あくまでも、サーキット走行でのポテンシャル最優先にしてますので。
ピンキリなのは、鉄の材質違いです。

トタン屋根も鉄です
線路も鉄です
自転車のフレームでよく使われるクロモリってのも鉄です
ステンレスも鉄です

同じと思えるでしょうか?

日本の鉄製造技術は極めて高く、詳しく鉄を知りたければ、JISのハンドブックでも見て下さい。「まぁ、なんでこんなに鉄にも種類があるの」ってぐらいにイロイロあります。

更に、同じベース材料の鉄でも、ブレーキローターなどの場合、熱処理や薬品処理を施す物も多々あります。
安い材料、且つ、加工工程を最低限に・・・こりゃ安く作れます。
よって、極端に価格の安い物は「必要最低限の性能が純正以下」とお考えいただいてもさしつかえないでしょう。

ブレーキは走る凶器、車を安全に停止させてくれますし、ブレーキにまつわるテクニックは多々あります。最重要項目だと考えて下さい。
プロドライバーさんはブレーキに対する依存度が極端に高い方が多く見受けられます。
純正品は、コスト最優先の自動車メーカーにとって、最低限のレベル確保がされているだけの品です。ですから、社外品の中には、純正を遙かに上回る性能を保有した物もありますし、世間に安けりゃいいんだってニーズに応える格安品もあります。

そこで、今回は・・・・
重要なブレーキを純正以上のクオリティーにし、且つ、安く仕上げてみます。

ブレーキパッドは社外品で長寿命且つ高性能なものに変更。
ローターは見た目ではペケっぽいのですが、ディスクローター研磨機を用いリフレッシュさせてみたわけです。

写真はローターのBefore Afterです。

ローター研磨機は当店にありますので、ローター交換をお考えの方は是非ご検討下さい。
(尚、スリットローター、ドリルトローター、一部外車のブレーキパッド交換時にローター交換を推奨されている車はお断りする場合がございます。研磨に意味がないので)

7/17 ISCトラブル車両のその後

ファイル 87-1.jpg

ISC交換も終わり
E/G換装した車両なので、工場内でかなり長くアイドリングさせ、最終チェックの試乗を1kmほど。

全てOKです。

仲間内の業者さんからの依頼車両なので、完了の電話。
そして納車。

しかし、自走移動開始から約40分後、携帯が
「アイドル不調、そして極端な加速不良、カブリ症状も、E/Gチェックがついたり消えたり・・・・etc」との事。
当然、再入庫となりました。点火系ぽいなと予想。
リビルトE/Gにはコイルも付属してくるのですが、いかんせん中古品がついています。プラグはチェックしていたのでコイルか??なんて思っていました。

入庫して早速自己診断機を
写真の通り
予想は当たり!!
E/G載せ替えしてますし、私もタダの人間なので作業箇所を全部チェック。

何も変化なしです・・・・

E/Gルーム側のメカニカル部分、配線・・・全て異常ナシです。
1番~4番までのプラグはなぜかコンディション一緒。
均等に着火不良って感じです。

  • --あんな事調べてこんな事調べて---

で、
今回の作業が原因ではないなと判断し、E/Gルーム側から、車内の配線チェックへと。
内装をバラします。ECUからE/Gルームまでの配線をチェックするためです。

が、ここで、原因を発見。
室内側のECUとは無関係なはずの○○が・・・・・
走行振動により、異常が発生です。

まさかと思い、その部分を対処後、自己診断機を装着してE/Gを始動。

・・・・あらら、治ってしまいました
めでたしめでたしなのですが

ブローの根本原因はブローバイ関係のトラブルなのですが、この部分もE/Gブローした誘因の一つかもしれません。

色々思うことがあるんですよね。
E/Gルーム、車内、異常なままでに増殖したグチュグチュ配線、要注意です。先日も右左の可変バルタイの異常動作もグチュグチュ配線が原因ですし・・・。

まぁこの辺で

GDBのISCトラブル

ファイル 85-1.jpgファイル 85-2.jpgファイル 85-3.jpgファイル 85-4.jpg

E/Gをリビルトに載せ替え、下準備をおえ、E/Gを始動

しばし快調に動いていたのですが、突然E/Gがブルブル震え始めました。と、同時にE/Gチェックランプ点灯。

症状的には○○かななんて思っていたのですが、E/Gチェックが点灯したので、即、自己診断機を装着

○○と似た症状でしたが、実はISC(アイドルスピードコントローラー)異常と。

自己診断機なしではISCとは思いませんでした。
GC時代はISCトラブルは結構経験していますが、GDBではいままで、突然のトラブルは出ていませんでした。
診断機様々です。

GDBのISC交換では、冷却水のラインがありますので、写真の様にクランプで水の流出を止めておきます。止めておかないと、インマニ内に冷却水が大量に入り込んでしまったりするので注意が必要です

しかし・・・・・この数日後さらなるトラブルが発生します。
それは追って当ブログにて