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雑誌取材REVSPEED10月号(8/26発売)レガシィーの話

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7月末某日、REVさん編集員カモ君来店
ご自慢のビックスクターでバオォーーーんって

カクカクシカシカ

企画内容を伺い、「んじゃぁ、行くね」って感じ

(で、カモ君は当日はこれないって オージーであるタイムアタックに海外取材とか)

結構急に声をかけて頂いたので、ろくな準備もせずって感じだったのですが

まぁ前置きはこんなところで

この記事なのですが、実は色々な考えもあり若干セオリーから外れた部分が含まれてます。私的には完全に基礎的要素なのですが、普通にこれから走ろうなんて考えてらっしゃる方や、現時点で走られてる方でも気づかれていない部分かと思っています。
BPBL型に限ってという考え方でも結構かと思います。

何の事?って
フロントLSDの事です。

我々の仕事をしてると、色んな車種に乗っているので、ある動作をすると??
ってなるんです。なんだこれってレベルです。

私が想像するにはBPBLには標準車高以外に背ぇ~高のっぽのアウトバックがあります。BEBHにもありましたが、海外のマーケットを考えるとレガシィーって位置づけでアウトバックは切っても切れない設定になると思われます。
BEBHに対しBPBLはよりアウトバックの事を明らかに考慮された設計になっています。

もぉ~サーキット走行しかしないからなんとかしてって言われれば、解決は可能ですが、まぁそうも言ってられない車種がレガシィーですから

例えば、今流の旋回方法はV字ラインって言われてますが、レガシィーの場合リアがいやな残り方するので、必然的にU字になります。私的には簡易な方法(お客さん的にはおおがかりかと)で、一気に向きを変える方法はあるのですが、相当腕に自信アリな方でないとムリかと(レベルで言えばジムカーナ大会参戦なさっていた方なら大丈夫かと、それでも超高速になると・・・??かもしれません))
一般道走行だけとか、車と言う機械を正しく動かしてない方にはこのセッティングでいいのですが・・・スポーツ走行には全くダメなセッティングと言えます。

で、この場合、どーすれば??
ここでフロントLSDの出番となります。
シュアトラック、トルセン・・・共にダメです。
このいやなシチュエーションを打破出来る動作はしてくれません。
やはり、クラッチプレート入りのメカニカルLSDでなければなりません。

でも、フロントLSD入れるとステアリングにキックバックでるし・・・なんて思われるかも知れませんが、そんなことはほとんどありません。
なぜならとっても弱めに組み付けるからです。
(イニシャル設定、内部の組付けは内緒です)

また、一般走行でも、悪天時、めちゃくちゃ威力を発揮します。

一言付け加えると、
BPBLのフロント接地感・・・なんか変なんですよね
そしてリアの回頭性が悪い、リアの回頭性の悪さはBEBHと共通

まぁ、ブログはこんなところで

詳しくはご来店頂ければ、原理、理屈を詳しくお話しします。

最後にREVSPEEDさん、取材して頂いてありがとうございます。
(広告も最近出してないのに感謝です)

8/19の続き 原因不明のハンチング車輌

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GDB、B型スペックCです。希少車ですね
症状がでたりでなかったり・・・あれでもなけでば、これでもない・・・・

って奴の続きです

なんか尻切れトンボなブログになってたんで更に書いてみます。

8/19時点でハンチング発生の条件まで把握出来ました。

さてどの様にして

出たり出なかったりの症状を見つけたか?

安定してトラブルが出てくれれば、何が悪いのか、判断はつきやすくなりますよね

出たり出なかったり、必ず出る操作条件の発見から取りかかります。

具体的には自己診断機を装着して、ロギングモード

そのロギングしたものPCに取り込み、確認作業となりました。

症状が出やすい回転数は2700~4500rpmなので

その回転域でのハンチング発生条件を絞ります。

同じ回転数でも

アクセル開度によってセンサー類の出力値が全く違いますので

アクセル全閉なのか、全開なのか

ゆっくりアクセルを入れた時に出るのか、

いきなり全開にすると出るのか

等々、色々実験していきます。

ロギングデータを見ながら、どのセンサーがおかしな出力するか検討していきます。

結果なのですが、

第1弾の交換
ワンウェイバルブ:気密不良、クランクケース内に若干正圧がかかってしまう。
これはメカニカル的にブローバイのでかたで判断

第2弾の交換
圧力センサー:負圧から正圧切り替わりポイントで出力不安定
車輌から取り外し、外部から意図的に負圧正圧をかけてみても不安定
出力はされているので、エンジンチェックランプは点灯なし。
診断機のデータを読みながらの判断

診断機上では圧力センサーは正確に動作、しかしながら、別の症状発生
第3弾の交換
キャニスター制御用のソレノイド:閉開不安定
これはコネクターを抜いて、エンジンチェックを点灯させたままにし、回転の上下動を見るとスムーズにふけ上がる。

ここで、トラブルは全て解消されたのですが、解消後自己診断機の数値を見てると
・・・・・
そして最後にエアフロセンサー出力不安定が若干あり、
サーキット走行車両なので、交換としました

ブログなので、この程度って事で

実際の作業はもっと複雑怪奇な工程を踏んでます
ご参考程度ってことでよろしく

謎めいた修理 ここ最近多いです

久しぶりのブログです

あまり書いている時間がないもので

ここ最近、謎めいた修理、お引き受けしてます。

例えば、GDBインプレッサでチューニングしてる内容に対して遅い。走行会ユーザーさんの車輌なのですが、オンボードで他車と比較すると、旋回は同じなのに、立ち上がりから・・・明らかに離されていく。まぁ個体差とかありますが・・・

ボチボチ調べていくと、とある機能が左右均等に動作していないとか。まぁ可変バルタイなのですが、左右で最大20deg差に・・・

解決しましたが、経年劣化ってのはあるんですね

って言った感じです。

今、もう一台原因不明のハンチングで悩まされています。GDB、B型スペックCです。希少車ですね
症状がでたりでなかったり・・・あれでもなけでば、これでもない・・・・

でも、つい先ほどハンチング発生の条件、見つけました。
ここまで条件重ねないと出ないんだなぁなんて
これで、ある程度しぼれるかなぁなんて考えています。

これがうれしくってブログ書いてるんですけどね。
部品調達しなくっちゃなので、
この程度でおしまいです。

またもや写真なしで、失礼

ちょっとお知らせです(8月にメンテなさろうとしている方へ) 

お知らせです

この8月中にメンテナンス等々やろうかなってお考えの方が対象なのですが、

自動車メーカー、他パーツメーカー等、相当長い夏休みになる模様です。

部品入荷が極端に遅くなる可能性がありますので、ご相談は今週中をめどにお考え頂いた方がよさそうです。

以上、お知らせでした。

なるべくブログ書くようにしなくちゃですね